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2019.07.11

浴衣・風鈴・花火・金魚…夏らしいモチーフを撮りに。 写真で楽しむ体感イベント「ECOEDO日本橋」開催。

浴衣・風鈴・花火・金魚…夏らしいモチーフを撮りに。 写真で楽しむ体感イベント「ECOEDO日本橋」開催。

日本橋の夏の風物詩「ECOEDO日本橋」が7月5日(金)より、今年も開催されている。毎年人気の金魚をモチーフとした水族アート展覧会「ECOEDO 日本橋 アートアクアリウム 2019」はもちろん、浴衣・風鈴・花火など「日本の夏」を代表するモチーフを使ったイベントコンテンツが複数展開されています。浴衣を着て、街中に広がる「夏」を撮りに、是非日本橋に足を運んでみてください。

日本橋の街が夏バージョンにアップデート。浴衣で歩きたくなる、「日本の夏」を表現した空間へ。

今年の「ECOEDO日本橋」のキービジュアルは、日本橋にオフィスを構えるクリエイティブスタジオflapper3が手掛けています。「浴衣を着て持ち歩きたくなる」ことをテーマに、日本橋の街の資産であり、個性でもある「川の流れ」が描かれ、日本橋の街に流れる力強い精神や、街の活力がみなぎる様子が表現されています。

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flapper3が手掛けた、モーショングラフィックスを元にしたキービジュアル。 ECOEDO日本橋のモチーフともいえる金魚が控えめに登場する遊び心も愛らしい

このキービジュアルと同様のコンセプトで制作されたのが、福徳神社に続く「仲通り」のライティング演出「Summer Scroll」。毎年恒例の大提灯が飾られるその路面には、「夏の移ろい」を表現したプロジェクション演出が施されています。キービジュアルのテーマをもとに「日本の夏」のモチーフが表現され、思わず写真を撮りたくなる空間に。道路が川面に変わったかのような涼し気な演出が施されています。

長期にわたって開催される「ECOEDO 日本橋」に合わせ、季節に合わせた演出変更も盛り込まれているこちらの作品。お盆を過ぎると鈴虫など、晩夏の雰囲気を楽しめるように演出が変わります。夏の様々な表情を、浴衣を着て是非楽しんでいただきたいと思います。

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大提灯の並ぶ仲通りに、夏の移ろいを表現したプロジェクション演出「Summer Scroll」が施される

写真を通して街を楽しむ。フォトグラファーNaohiro Yako氏が撮る「日本橋の夏」。

また、今年初の試みとして展開されるのが街の写真展「浴衣でめぐる日本橋」。キービジュアルや仲通の演出同様、flapper3のNaohiro Yako氏が、「日本橋の街」と「浴衣」をテーマに写真を撮り下ろし。全15か所で撮影された写真は「江戸桜通り地下歩道」のデジタルサイネージをはじめ、イベントのSNS等からも配信されます。 また、7月の下旬からはコレド室町1でのパネル展示も開催予定です。

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Yako氏の撮影した街の風景。浴衣は日本橋に本社を構える東レ株式会社が提供

フォトグラファーの目線で切り取った「浴衣の似合う日本橋の風景」を追うことで、新たな街の景色に気付くことができるかもしれません。

今回ECOEDO日本橋の各作品を手掛けられたflapper3のインタビュー記事は7月下旬に公開予定。そちらも是非お楽しみに。

今年もパワーアップして開催。日本橋の夏の風物詩「ECOEDO 日本橋 アートアクアリウム 2019」

江戸時代、町人街としてにぎわった日本橋で広がりを見せた金魚観賞。その金魚観賞という当時の涼の取り方を、独創的な水槽と最新の演出技術を駆使し、現代に蘇らせた「アートアクアリウム」。2011年から毎年開催され夏の風物詩となった当イベントは、日本橋三井ホールでの開催は今年で最後となる。アートアクアリウムアーティストの木村英智さんによると、今年は過去の代表作品が集結し、集大成ともいえる仕上がりになっているとのこと。

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日本橋三井ホールでの開催が最後となる今年は過去の代表作品も多く集まる

また木村さんは、「今年で日本橋三井ホールでの開催が最後ということで、多くの方からご連絡をいただいた。初デートがアートアクアリウムで、その後結婚をしたというカップルも多くいて、その方々からはお礼のご連絡もいただけた。夏の風物詩として、多くの方の思い出の一部を創り出せたことをとても感慨深く思う。」とも語っています。

再開発初期の日本橋の街で始まり、多くの人を呼び込み、街に活気を与える夏の風物詩として根付いた「アートアクアリウム」。 みなさんも夏の思い出をつくりに是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

見て、食べて、撮って楽しむ夏の涼。「日本の夏」を日本橋で。

その他にも金魚をテーマにしたスイーツを食べ歩く、毎年恒例の「金魚スイーツ&バルさんぽ」も展開。目にも涼しいスイーツの数々は、思わず写真にとりたくなるものばかり。複数店舗をめぐって、食べ歩きを楽しみたくなります。

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また、福徳神社と福徳の森を繋ぐ小径には、昨年も好評だった「森の風鈴小径」が登場。緑が茂る涼し気な空間の中で、「聴いて」「撮って」夏を楽しむことができます。

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今年は夜のライトアップも展開

ECOEDO日本橋は夏の終わりの9月23日(月・祝)まで開催。是非浴衣で街に遊びにいらしてみてください。

取材・文:坂本彩(nihonbashi β project) 撮影:Naohiro Yako/岡村大輔

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